右肘の変形性関節症で、近く手術することになった。
なるべく体にメスを入れたくなくて、この4年ぐらい、だましだましやってきたが限界にきていると感じて踏み切った。病院は大阪のJCHO大阪病院(旧大阪厚生年金病院)。阪神タイガースの選手の手術もたくさんやっている島田先生がいるのでこの病院にした。
最初に変形性関節症と分かったのは2010年3月。ジムで登っているときに右肘が痛くなり、肘が完全に伸びなくなった。使いすぎで炎症を起こしたかと思い、数日休んだが、またジムで登っているときに今度はかなり強い痛みがあり、肘がひっかかったような感じで肘が伸びきらず、曲げ方向もあまり曲がらなくなってしまった。
数日後、近くの病院に行ってレントゲンを撮ったら、変形性関節症と分かった。院長がクライマーである,奈良のまえのその医院に行ってあらためてみてもらい、ヒアルロン酸注射などをして様子をみた。肘の可動範囲は狭いまま戻らなかったが、しばらくすると痛みは治まってきたので右肘に衝撃を与えないよう注意しながらクライミングを始めた。
 その後、無理しないようにしながらクライミングを続け、4段-ぐらいまでは登れるようになった。去年ドイツに行ったことで新たなモチベーションも出て、ことしは夏もそれなりのレベルを維持しようと思っていた。異常が出たのは5月末ごろ。ジムの傾斜の緩い壁で、肘をめいっぱい曲げて引きつけるムーブで痛みがでた。可動域の端を使うことで骨と骨がぶつかるような形になって、破片が関節に入り込んだのだと思う。単純レントゲンではあまりわからなかったが、大阪病院でCTを撮って詳しく見ると骨棘がよく発達していて、遊離体みたいなのもあって、けっこう重症のもようだった。ちょっと登るだけですぐ痛くなる状況なので、事実上クライミングはできない状態。1か月以上たってもその状況が変わらないということもあり、手術しかないと思うようになった。
 幸い、内視鏡で小さい穴を開けるだけなので復帰は早いらしい。それでも1週間は入院。そこそこ登れるようになるには3か月かかりそう。