2005年10月

金時山

10/24
 良い天気だが背中がまだ痛いので、ハイキングすることにして、箱根の金時山に行ってみた。中高年がたくさん集っていた。頂上では富士山が少し雲に隠れていたが、下山の後、帰りの箱根スカイラインの途中できれいな富士をみることができた。
 たまには、ハイキングも気持ちいいものだ。
10/25
自宅で軽くボードをやる。おもったより指の力はあるが、持久力はゼロ。まあ、体調が悪いときはしょうがない。

日本近代の逆説

10/22
 先日痛めた背中(脊柱起立筋)のあたりは、なかなか痛みが引かず、10日ぐらいかかりそうな雰囲気だ。体もだるいので、今日はアミノ酸を飲んで寝ていた。
 まあ、あせって一層痛めてもまずいので、気長にやるしかない。あと数日したら、指が弱らないように背中に負担がかからないトレーニングは始めることにしよう。
 この数日、渡辺京二の「日本近代の逆説」という本を読んでいるが、これまで疑問だったことに、かなり納得のいく説明がされているような気がしている。
 たとえば、天皇制がこれだけ高い支持を得てきた背景は何か。ずっと昔からそうだったわけではなく、江戸時代には幕府の力が強まり天皇の勢力は衰退していた。それが明治維新後、新政府の方針で天皇が再び担ぎ出された訳だが、なぜそれが思った以上にうまくいったのだろうか。渡辺氏の説明はおおざっぱにいうと、近代化で、農漁村の共同体が解体されていく過程で、心のよりどころを失った農漁村民に対し、天皇を中心とした大きな共同体という構図を提供することでうまく取り込んでいったということだ。
 渡辺氏が石牟礼道子の名作「苦界浄土」の解説をしているのも改めて読んだが、この解説自体が十分に読み応えのある評論作品であると思った。ここでも、水俣病の被害者たちの所属していた共同体とその解体について焦点が当てられていて、明治以後、日本人が次々に捨て去っていった文化の価値を改めて見直したくなる。逆に、日本人が近代化を目指して、どんどん西洋風になっていったといっても、コアのところの考え方には、江戸以前の日本風の思考が残っているのではないかと思い当たるところもあったりする。
 いろいろ考えさせられた。

背中を痛めてしまった

10/17
小川山。東京は朝から雨。それでも内陸は晴れているかと期待して行ってみた。小川山も雨だったがなんとか登れた。湿っぽいわりには調子が良く、ムーブもそれほど無理なくできた。夕方になるといっそう湿ってきてまったく持てなくなってしまったので終了。
 河原で石をピンチで持ち上げて遊んだり、石をピンチで持って歩いたりした。けっこう面白かった。
10/18
雨。レスト。
10/19
 小川山。紅葉がきれいになってきた。車を停めてザックを持ち上げた時、背中にビシッと痛みがあった。おととい石を持ち上げたりしてちょっと背中が痛かったのだが、そこを再び痛めてしまったようだ。右側の脊柱起立筋で、いわゆるぎっくり腰とは違う感じ。
 我慢してマラ岩まで登り、一度トライしてみる。岩の状態は結構良く、パワーもある感じがしたが、右足キョンのムーブで激しく背中が痛むので、これ以上悪くするのを恐れて中止。家に帰ってすぐ寝た。岩の状態やパワー感からすると、最高到達点を記録できるかと期待していたので残念。
 帰り、時間が速いので瑞牆山を見に行った。その後、車が変な音を出し始め、リアワイパーも動かなくなるなど調子が悪くなった。長年使った車もそろそろ限界が近いという感じだ。
 
 

ちょっと調子悪い東村山

10/15
 久しぶりに東村山に行ってみるが、いまいち体がだるく、眠たい感じでだめだった。
きのうも、ピンチ力養成トレーニングをやった疲れがすこし残っているようだ。
 大原君は私が設定した課題で指をパキったらしい。申し訳ない感じがしたが、そのホールドはかなり大きいアンダーで、そこで指を痛めるとは全然想定していなかった。早く直ってくれるといいんですが。
 平山君のホームページに、ホワイトゾンビのオンサイトについて、疑惑をもたれていることや、それに対する反論が載っていた。やはりプロは証明しないといけないのが大変だなあ、と思う。
 そもそも、オンサイトクライミングを厳密に考えると、どこまでやっていいか、というのは難しい面があると思う。特に最近は、ホールドにはっきりとマーキングするのがはやっているので、すでにそういうマーキングがされた壁をのぼるのは、全くチョークが付いていない自然壁を登るのに比べて、初見ではワングレードは違うだろう。カンテの向こうの見えにくいホールドの位置を示す線とか、見えにくいスタンスを示す線などは、大幅にオンサイトをやさしくするだろう。かといって、オンサイトしようとして岩場に来たら、すでにそういうマークが付いていたという時は、そのままでやるしかないというのももっともだ。
 傾斜の緩い壁では雨が降ればチョークが全然なくなってしまい、登るのが難しくなるが、そういうときは、最初に弟子とか仲間を登らせてチョークを付けさせるだけで、確実にやさしくなる。しかし、私のようなアマチュアの立場からは、そこまでやるか、という感じもする。しかしプロだったら成果を挙げるためには許される範囲のことはなんでもやるという考えもありうるだろう。隣のルートを登って、降りるときに観察するとかいうのはどうだろう。個人的にはこれはチョンボのようなきがする。
 そうこう考えていると、私はオンサイトをあまりまじめにやる気がしなくなってくるのだった。双眼鏡を使うのも、コンペならやるだろうが、自然の壁でそこまでやる気がしない。普通に取り付きから目で見て、わかる範囲の情報で登ればいいじゃないか、というのが私の考え。
 もちろん他人がどうやろうが、とやかくいうつもりはないが。

ピンチ力強化

10/13
 最近、ピンチ力の弱さを感じている。以前、人口壁で良く登っていたときは、特に広いピンチは得意なほうだったが、この数年、自然の壁にはピンチは少ないということで、カチ強化を重視し、ピンチトレーニングはさぼっていた。
 しかし、最近ピンチ力の弱さを感じることが多いので、もうすこし強化しようと思っている。
 きのう、ネットで注文していた「握力王」という本を読んだが、なかなか刺激的で良かった。
 ネットで横山雄一氏のブログをみたが、握力135キロというのには驚愕した。
 さっそくうちにある人工ホールドにバーベルのプレートを連結し、ホールドをピンチで持って持ち上げる練習をしてみた。ホールドの種類によって持ち上がる重さは非常に違っていて、ホールドの悪さが、プレートの重さという数値で確認できるのが面白い。トレーニングを少しやっただけで親指の付け根が疲れてきた。やはり私は親指が弱いと感じた。
 また、素手の場合と、液体チョークを塗った場合は持ち上げられる重さに大きな違いがあり、液体チョークの威力を改めて感じることができた。
 そこらの河原で、片っ端からでかい石をピンチで持ち上げる練習をするのも楽しいかもしれない。クライミングジムにも初級、中級、上級とレベルにあったピンチ訓練用の石か、金属の固まりを置いておくと良いのではないかと思う。クライミングよりそっちにのめり込む人もでてきそうだ。
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