2004年05月

意外に晴れた小川山

29(土)、30(日)の二日間、小川山に行ってきた。天気予報では土曜の午後から雨と言うことだったが結局二日とも晴れで良い状態だった。特に土曜は風があって湿度が低く、岩のグリップが良好。日曜はかなり湿っぽかったが。
 土曜は8時に家を出て関越回りで4時間かけて到着。マラ岩に行くと洞窟(どうくつ)に7,8人もクライマーがいてびっくりした。原田君はスペシャリストの出だしを、カチで持ちかえる方式でやっていて、指の強さに感心した。私は、またたび(14a)にヌンチャクをかけムーブを探る。一通りできるのだが出だしのカチでクロスするところが難しく、足の使い方をかなり試行錯誤する。結局左足をトゥフックで右足を縦に置くとピンチステップのようになって安定することが分かった。これで相当楽になる。二本目、左手のカチでのクリップがかなり悪く、一手進んだアンダーでクリップすることを考えたが、怖いしたいして楽でもないので左手カチでやることにする。このルートはルーフ状のハングをトラバースしてどん詰まりから、ハングと直交するような形になっている垂壁に移るのだが、一見5・9ぐらいにみえる垂壁も思ったほど簡単ではなくムーブを覚えるのに結構時間がかかった。夕暮れ前にrpトライをしてみるが、思った通り力がなくなっており、出だしの一手ができず敗退。
 その日はテントで寝るが、翌朝5時からうるさい登山者の大集団に起こされてしまい、寝不足。だるい状態でまたたびをやってみるが疲れていて全然駄目。しかし3回目のトライでは、出だしの一手はできなかったものの、その次からやったら最後まで行けた。岩は湿っぽくなっていたのにクリップもできたので意外と力が残っていたことに驚いた。やっぱり夕方になると力が出るようだ。あるいは、それまでV10だった靴を、アナサジレースアップにしたのが良かったのか。次回、出だしができる体調の時にくればrpできそうだ。
 力を使い切ったので、クジラ岩を散歩がてら見に行ってから帰る。
 ちなみに、当初は日曜、二子山に行く予定だったのだが、日曜にマラ岩で会った人の話では土曜段階でびしょぬれで登れなかったらしい。行かなくて良かった。

自宅でトレーニング

自宅の二階の人口壁でトレーニング。カチを鍛えるべく、カチ持ちだけで20手ぐらい続ける練習などをする。ストレッチもする。

Tウォール

仕事帰りにTウォール江戸川橋に。意外と空いている。先週の絶不調は脱したが、まだ調子が戻った感じではない。前回設定した2段ぐらいのやつをやってみる。130度壁で、左手のカチから右手を二本指の穴に飛ばすところが核心だが、何回かやっていたらできるようになった。全体を通すと難しいのだが、核心を超えるところまでは到達できた。調子が良ければ行けそうなのだが、最後のムーブの一つ手前で落ちてしまった。眠気が出てきてどんどん力が出なくなってしまい、仕方なくオッシーの設定した50手ぐらいのつなげものをやる。ひさしぶりに長いのをやるとこれはこれで面白い。
 たいしてやっていないのに結構疲れた。

ひさびさのミストラル

22日(土)は久々に家でレスト。
23日は、もしかしたら登れるかもしれないと思い二子山に。弓状岩壁にいくが、ほぼ全滅状態。しみ出しがひどく、岩の面積の半分ぐらいはぬれていた。しょうがないので小雨の中、東岳に初めて登ってみる。途中鎖場などがあり、なかなか楽しい登山だった。峠から登り20分、下りも同程度の時間だった。
 それから越ケ谷のミストラルに。ボルダーのホールドが変更されており、課題はまだあまりなかった。4本設定。たまに違うジムに行くと、前腕への刺激が変わっていい。そうとう前腕が疲れた。アイシングして9時間ほど寝た。

今どんなクライミングシューズが良いのだろう

フリークライミングで使うシューズとして今何が一番いいのだろう。
ちょっと前まではファイブテンのV10が前傾壁用の本気靴としてはベストと思っていた。そのV10は2,3年前に買った初期型と思われるもので、初めて使ったとき前傾壁でのエッジング性能には驚嘆したものだ。
 そのV10のソールがけっこう減ってきたため、完全に駄目になる前に次のV10を慣らしておこうと思い、一カ月ぐらい前にまたV10を買ったのだが、今売っているV10は非常に性能が落ちていることが分かった。店で履いた時から(前と同じサイズなのに)妙にゆるい感じがしていたのだが、家に帰って家にあるV10と比較するとかなり変更されていることが判明。具体的にいうと、第一点は、足の甲のあたりの高さが高くなっていて、長さがぴったりのサイズなのに甲のあたりがゆるゆるなのだ。スリッパタイプの靴なので、甲の部分はゴムになっていて、本来はゴムを少し伸ばしながら履き、履いた後はすき間がなくなるのが当然だ。ところがゴムが全然伸ばされず、指二本分ぐらいのすき間ができた状態になってしまう。これだとスタンスに足を置いたときに微妙に靴が動いてしまう感じで繊細な足づかいができないのだ。甲が高いのでもうワンサイズ小さいのを履くという手もあるが、あまりつま先が曲がった状態になりすぎると、かき込みがしにくくなるのでこれ以上サイズを小さくできないように思う。
 第二点目は、ヒールカップが浅く変更されていることだ。私はかなりかかとが出っ張っている足なので、以前の深いヒールカップがとても気に入っていた。ヒールカップが深いので足がつま先方向に押し出され、これが鋭いエッヂングを生む要因にもなっていた。かかとが出っ張っていない足の人はアキレス腱が痛くなるので浅くしたのだろうが、私にとっては改悪と思われた。総合的に見て、初期型に比べ敏感さが失われ、細かい凹凸を的確に捉えることができず、かといってオールラウンドに使えるわけでもないという非常に中途半端な靴になってしまった。ドラゴンだとベルクロで締めるのでちょっとはましなのだろうか。とにかく、初期型V10を大事に使って長持ちさせるしかなさそうだ。
 私が現役で使っているもう一足は、アナサジレースアップで、これは多分6足目ぐらいだろうか。突出した性能はないが、スタンスにどっしりと全体重をかけられる感じでとても使いやすい。インエッジ、アウトエッジとも問題なく使えるし、スメアもそこそこ。バランスが良い靴だと思う。ただし、前傾壁でのエッジングをV10と比べると相当差がある。自分のぎりぎりの難しさのルート(前傾壁)をレッドポイントしようとしていて、少しでも靴で楽をしたいという時は別の選択肢があるような気がする。だが、私の場合、オンサイトでルートのタイプが分からないときはレースアップを履くと思う。
 いずれにしても、初期型V10並の性能の靴がもう一足欲しいものだ。ステルスソールのフリクションが魅力で何年もファイブテンしか使ってこなかったが、スポルティバあたりも試してみたほうが良いのだろうか。
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