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 久しぶりに塩原に行ったが、全国的に今年一番の暖かさだったとかで、塩原も暖かく、快適に過ごすことができた。ボルダーの上にはまだ雪があり暖気で溶けだしていて、課題によっては濡れていた。でも野立岩のルーフは大丈夫だった。
 去年の6月以来だったので、どれだけできるかちょっと不安だったがカランバをやってみた。最初に個別のムーブを試してみたところ、まあまあというか、それほど力がある感じはしなかった。もしかして、かなり楽になっているのではないかと淡い期待もあったのでちょっとがっかりしたが、気を取り直して、もう一度出だしからムーブを検討することにした。
 出だしは前来たときは、クラックにジャムしていたので、時間が掛かってしょうがなかったが、今回はアンダーからいきなりピンチを取るムーブに変えてみた。足の位置を何回か試したあと、ここだろうというところに決めてやってみたろこと、思ったよりスムーズにピンチが持てた。なんとか足を決めて手を添えることもできたので、そのまま登り続けてみたら、ガバの穴のところまで行けた。足を探りながら、非常に時間をかけて登ったのでかなりパンプしてしまった。しかしムーブが固まれば倍以上の速さで行けそうだから、もう少し楽になると思う。
 登れそうな感じがしてきたので、その後は良いムーブを探すことに専念。特にガバからランジで右手のカチを取った後、手がじゃまになって左足が穴にうまく入らず、かなり力をつかってしまうのが問題だった。足が一発で決まるよう、手の持ち方を何度も試行錯誤した。結局二本指で持つのが一番良さそうだった。その先も何通りかやりかたがありそうだったので、いろいろ試した。フックの位置を試したり靴を変えたり何十回もやってヘロヘロになってしまったが、最初やっていたシンプルなムーブに比べて楽になったとは思う。それにしても、3つ横に並んだホールドの一番左が外傾していて、指がぬめってくると保持できなくなりそうなのが問題だと思った。
 このところルーフはほとんど登っていなかったので、1日じたばたして非常に疲れた。でも、とても楽しいクライミングだった。やはり人工壁とはまったく違いますなあ。